1ケ月以上かけてやっと読み終えたアンソロジー☆
『小説すばる』に掲載された短編を集めたものだけど、まぁ、豪華な顔ぶれの作家さん!
どちらかと言えばミステリー色が強いのも私好み♪
これだけ有名な作家たちの作品だと読み応え十分でした☆
浅田次郎氏の『
角筈にて』が一番好きかな(^_-)-☆
そして、アンソロジーといえば初めての作家さんとの出逢い!
今回もまた、スゴイ作家さんに出逢ってしまった♪
清水義範(しみずよしのり)氏☆
作品は『
苦労判官大変記』
歴史物か。。。と、ちょっと引き気味で(私は日本史が大の苦手!)読み始めたら。。。
最初のページから引き込まれた!
何これ??? ふざけた話だな!
でも・・・超面白いじゃん〜(^O^)
京の五条の橋の上で弁慶と義経の出逢い☆
ネタバレしちゃうと、実は醜い大男、弁慶が本当の源義経!
でも、顔がよく、好青年でなければ人々は応援してくれないという理由で、
自分の身代わりになる色男をナンパしてたって設定。。。
会話もおかしい(^_^;)
ニセ義経の現代の若者風のしゃべりがツボ!
まるで、大〇建託の、津川雅彦の秀吉と利休のCMみたい(笑)
秀:利休、この部屋、狭くね?
利:超せまいっす〜!
歴史苦手な私でも、こんなパロディーみたいな話なら、スッと読めちゃうな♪
それに史実に基づいた(?)パロディーだから、もしかしたらこっちが本当なんじゃ?
なんて思えて笑える!
タイトルも、九郎(義経) → 苦労、 太平記 → 大変記
センスあるね(^^)v
どんな作家さんなんだろうってちょっと調べてみたら、
パスティーシュという手法の先駆者だって!
パスティーシュっていうのは、作家や作品の作風を模倣する手法だって☆
パロディーも広い意味でのパスティーシュだそうです☆
『
偽史日本伝』っていう短編集が面白そうなで、読んでみよう♪
もちろん、パスティーシュ以外の作品も面白そうですよ(^^)v
9月の声を聞いたら、秋の気配も感じられるようになりますね☆
本を読むにもいい季節!
うたかた夫人さんおすすめの、
坂口安吾『青鬼の褌を洗う女』も読んでみたい♪
映画も観たいな♪
ユメちゃんのお腹が爆発する前に、読みだめ、観だめをしておこう!